私は貝になりたい

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やっと見てきました。
私は映画はほとんど見ない(前回見たのがHEROだったりしますw)ので、久しぶりの映画館。

やっぱり映画館っていいなーと思いました。
月に1回はこうやってのんびり映画を見るのも悪くないなーと。。。

全体の感想としては、「見てよかった!」と思いました。
そして、泣いたし。
中居君頑張ったなーって。やっぱりこの人スゴイなーって思いました。
やるからには、ちゃんとしっかり取り組んでいるんだ!って改めて痛感しました。

目の力がやっぱりすごくて。
うっかり中居さんのファンになるところでしたicon:face_embarrassed



さて。ココからはネタバレ気にせず書くので、ネタバレが気になる人は、読まないほうがいいと思いますー。































081218_01a.jpg一番泣いたのは、なぜか私は、豊松が丸坊主になる場面でした。
房江との出会いのシーンを絡めてあって、感動的でした。
まぁ映画だけの感動ではなく、「ああああああああああ、中居さんの髪の毛がーーーーーー」という、そっちの気持ちもあったんですけどね。

その後、戦争が終わり、逮捕されちゃうシーンも・・・;;
そこから物語が始まるって感じなので、わかっていながらも辛かったなー。。。。
しかし、房江。妊娠してるのに全力ダッシュして大丈夫なのか・・・????と思ってしまったり。

そして、つよぽんが出てきて。
でも、つよぽんじゃないほうがよかったなーって。個人的には思いました。

もちろん、つよぽんの演技は上手だけど、なんか今回は「営業」的な戦略が見えちゃって。
「あーつよぽん出てきたー」って 笑
しかも、後ろの席が、ヲタで普通に笑ってたし。「剛、出てきた!」って。気が散るっちゅうの。って思ったから、そういう気持ちになったのかもしれないかな。。。

全体を通してなんだけど、「豊松」として見れたり、「中居」として見えちゃったりで、これはヲタの宿命なのかもしれませんが 笑
鶴瓶さんとの掛け合いとか、面白いけどやっぱり「仰天」がよぎっちゃったり。
ところどころだけどねぇ。やっぱり「面白い中居君」が見えてしまったよ。。。。

んが。ラスト。

「チェンジブロック」。
お友達に「この映画は見た後落ちるよ」と言われてたので、雑居房への(減刑?)に匂わせて・・・だろうな・・・だろうな・・・と思っていたけど、「やっぱりきたーーーーーーーーー(´Д`|||)」みたいな。

絞首刑宣告の時に、後ろに倒れる豊松は、一瞬、ギャグ?とか思っちゃったけど。
そこからの演技は、迫真迫るものでした。。。

あの焦点の合わない感じや、やせ細ってしまった感じ。
そして、目力。

全てにおいて、「スゴイ」です。

流石、中居正広。と思いました(今だから、冷静に思えるけど)

そして、本当のラスト。
絞首刑の執行。大将である石坂さんの時は、最後は見せてないのですが、
豊松は、落ちて死ぬ瞬間まであります。

゜。゜(ノД`)゜。゜。

演出的に上手いと思いました。。。
石坂さんではなかったから、無いと思わせて・・・うがああああああああああああ!みたいな感じです。

そして、豊松の手紙も。「人間になりたくありません。」「牛や馬は、また人間にひどい目に遭わされる・・・」

映画って、(あまり見ないけど)。基本的にどんな悲しい結末が迎えようとも、少し光を残すものだと思うんですよ。うまくいえないけど。。。

例えば、「私は貝になりたい」でいえば、10数年後に、息子が理髪店を継いでいるとか、手紙だって「生まれ変わったら戦争のない世界で、家族で暮らしたい」とか。

でも、今回はそういった救いがないのね。。。(友達が落ちるって言った意味が分かる)
人が、理不尽な死に直面するときっとこうなっちゃうだろうな・・・って。
愛する家族が居ても、人間になりたくないって思うくらい、辛いことだったのか・・・と。

豊松が本当に辛い人生だったんだ・・・と痛感したラストでした。

で。この映画を知人に勧めますか?という話になるとまた別で。
★評価(5Max)でいうなら、★★★かな。

SMAPヲタ、中居ヲタは見るべしだと思いますが、一般の人はね・・・。まぁ、お金と時間に余裕があれば、どうぞ。という感じです。

理由は、3つ。
1つ目は、キャストの演技は大満足なのですが、所々萎える箇所がある。
例えば、巣鴨プリズンの映像とか。普通に模型なんだもん。そういうのがモロばれしてるし。
房江がおぶっている直子が、人形バレバレとか。細かい配慮が欠けてる点で、映画としてどうなの?と思ってみたり。
ロケ地を選ぶのに時間をかけました!とか言ってたけど、ほかにもやるべきことがあったじゃないかな・・・と。

2つ目。
一般的な中居のイメージがある人には向いてない。
役者中居を認識してないと、全部がコントに見えてしまう。
しかも、中居さんだけでなく、仲間由紀恵さんもたまに「ヤンクミ」に見えてくる。(特にナレーションが)

3つ目。
上でも書いたように、「救い」がないので、見終わったあとのテンションが、icon:cursor_downicon:cursor_downicon:cursor_downicon:cursor_downicon:cursor_downicon:cursor_down
カップル向けの映画ではないし、泣く映画なので、友達と見るのもねぇ・・・と私は思います。

私は、多分DVDも買いますが。。。
お時間があるなら、今ならガラガラの映画館で、見ることが出来ますので、泣きたい人、(テンションが)落ちても大丈夫な人は、是非!